草原にいる

雑文を書きます。

あわいの日

 昨日は22時前に寝落ちして、3時に起きた。朝6:30から散歩をする。こんなに朝早く外出するのは久しぶりだ。

 金木犀の香りと蝉の声が一緒になった、不思議な日だった。あわいの日。自分は永らく、あわいにいる気がする。夏と秋の間。子供と大人の間。

 夕方から、部屋の模様替えをする。母を思い出す。母は飽き性で、ふた月に一回は模様替えをしなければ気が済まなかった。僕の生活してきた環境も、常に間にあったのかもしれない。

 あわいには常に「変化し続ける」という緊張感が流れている。むしろ変化し続けることこそがあわいの常である。

 2,3年前、高校の頃に仲の良かった友人に、高校の卒業式以来に再会した。かつてはあんなに弾んだ会話が、どこかぎこちなく、雲をつかむような滑ったやりとりに終始した。僕はあわいに在って、彼もあわいに在って、絶え間ない変化の中で、お互いいつの間にか手の取りあえないくらい遠く離れてしまったのかもしれない。