草原にいる

雑文を書きます。

月リセッター

あらゆる「印象」なるものが何もかも嫌になることがある。今日はちょうどそんな日だった。今日出会ったのは例えば「おじさん」の印象、「家庭」の印象、「ヒトコブラクダとキャラバン隊」の印象、そのどれもがたまらなく不快で、でももう大人なのでそんなことはおくびにも出さずにお酒を飲んでごまかした。

空を見上げると中空に月があって、こんな日でも月は透明なので好き嫌いを考えずに僕の心も透明で少し楽になった。

 

公園を散歩していたら昨日まで何もなかったところに古ぼけた掲示板が立っていた。「コロナ陽性者は死ね!!!」みたいなことが書いてあって泣きそうになってしまった。こういう月の晩には不思議なことがよくあるから、次の新月までにはきっと無くなってるといいな。