草原にいる

雑文を書きます。

自己肥大嗜好、あるいは歯車嗜好?

 一日暇になってしまったので、久しぶりにだらだらとしていた。

 するべきことは山ほどあるので暇ではないのだが、何一つ手が付けられていないので暇というよりほかはない。

 家に一人で引きこもっているとき、よくハウルの動く城の一室にいる妄想をする。今自分がいるこの部屋は動く城の脇腹当たりにあって、荒野の中をがちゃがちゃと進んでいる最中なのだ。

 何か大きなものの一部になっているということに興奮することがある。パソコンや周辺機器がたくさんのコードで連結していることとか、でかい布団にくるまって、布団の端っこに手が届かないくらい自己が拡張している感覚とか、小さい頃から大好きだった。言葉で言い表すのが難しく、フェチの一つとして話題に出たことが無いので他人と共有できたことが無い。電車好きな人ってこういうことなんじゃないかと思うのだけど、どうなんだろう。