草原にいる

雑文を書きます。

2019-10-27から1日間の記事一覧

夜明けの景色

湿った草の感触が足に爽やかである。 霧が深い。 湿った空気を触る。湿った空気を吸い込む。草も、土も、石も水を吸って妙に重いのである。重みを持った空気。それでいてひんやりと晴れやかである。 服にしみ込んだ心地よい水の感覚にいつまでも包まれていた…